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指を刺された中の一人が立ち上がり、野村の方に来た!
殴り来る為に
教室の扉が開いた!
堀内が戻って来たのである。
今にも殴り合いそうな二人は堀内を見て固まった!
「教師が戻ってくるわよ」
と、堀内が捨て台詞をはいて横を通り過ぎて行った!
堀内の言葉と態度でざわついていた教室は一瞬静寂が
今にも殴り合いそうな二人は、無言で席に着いた。
席に着いてから、堀内を見ると、机に腕を組んで顔を隠して動かない
やはり泣いていたのか?
でも、どうする事ができない
明日の生徒会の時に話したら何とかなるかなぁ~
とりあえず、明日や
ガタン
ブレーキで車内が揺れた!
目を開けると、空いていた車内に沢山の人が…
車内放送が駅に到着した事を告げている!
この駅はたしか俺が降りホームのはず!
降りしなに、堀内の車両を見た!
彼女の姿は見当たらない。
俺が昔の事を思い出していた間にどこかの駅で降りたのだろう~
縁があれば、また合う時がくるだろう~
そんな事より、会社を見つけなければ…
まだ時間の余裕はあるから大丈夫だけど
改札を出て、周辺地図を確認!
え!
あれ!
なに!
見た事もない地図
もしか?間違えてる?
改札口に駅員に聞いてみた!
「その住所なら、たぶん隣の駅だろう」
俺は降りる駅を間違えたみたい!
なんて事だ。
学生時代の癖が抜けていないみたい。
寝てばかりだったからなぁ~
思い出に浸ってる間に寝てたんだろう
堀内に会ったからなぁ~
てな事を思ってる場合じゃない
とりあえず、電車に乗らないと…
遅刻はまずい!
慌ててホームに走った。
幸いに直ぐに電車は来た!
今度は間違えなく駅に降り、地図を確認
駅から歩いていると、なんとなく思う事が…
あの人も、この人も、同じ会社の新入社員だろう~てね。
目の前を歩きながら携帯電話を触っている女性も…
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