6/39
前へ
/114ページ
次へ
なんとか会社に到着 入社式まで少し時間がある あ、コーヒーの自動販売機がある! コーヒーは苦くて嫌いだから、と! この甘いミルクセーキにしようかなぁ~ でも、抹茶オーレもいいなぁ~ 「早くしてくれない!後がつかえてるんだけど」 と、後から声が… 慌てて、コーヒーを押してしまった! なおかつ、ブラック ショック大! 後を向くと、あの携帯電話を触りながら歩いていた女子が、仁王立ちしている! なんか文句を言うと、百倍になって返されそうだ! 「あの~もしよかったら、コーヒーのブラック飲みませんか?間違って買ってしまって!」 と、言ってみた。 彼女は表情も変えず「しかたないね!飲んであげる。」 そう言って、手を延ばした。 俺はすかさず 「百円を…」 彼女はコーヒーを飲みながら 「え、お金を…」 俺は笑顔で 「もちろん!」 と、右手の掌を彼女に向けた。 彼女はその掌を無視するかの様に 「君が間違えて買ったんだろう~それを私は処理してあげてるんだよ!それを、お金なんて」 俺は 「間違えて買った訳があるんだから!後から威圧感をまる出しにするから…」 彼女は 「あ~私のせい? 君は新入社員?」 俺は 「はい!今日が入社式です。 それがどうかしましたか?」 彼女は悪魔の微笑みで 「そうなんだ~私と同じ部署じゃなければいいね!」 「おはようございます~ 中西さん、書類ができたから机の上に置いときましたから」と、男性社員が声をかけてきた! 彼女は新入社員じゃなかったんだ! 名前は中西て名前か~ 俺は新人! 彼女は先輩! ちょっとやばいかも 中西は男性社員に向かって 「わかったよ~昨夜は遅くまでかかった?」 と、会話している。 今のうちにこの場所を離れよ~ 彼女は話に夢中になってるから コソコソと歩いていると… 後から声が… 「そこの新人~ 入社式は二階の会議室だよ~ そっちじゃない!」と! 俺は軽く後を振り向いて、頭を下げた! 彼女は一言付け足した 「コーヒー代は倍にして返すね~」 て。 俺は苦笑いをしながら、その場を後にした!
/114ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加