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入社式が始まった! 新入社員は25人いた。 半分は女子社員 なんかいい事ありそうな予感 入社式は、学校の入学式と対して変わらない。 入社式が終わると配属の辞令が配られた 俺は検査課に配属 配属先の説明を受けた。 検査課は製品の検査を二人1チームで行うらしい~ 先輩に期待と不安を抱きながら部署に向かった。 「はじめまして~野村雄介です!宜しくお願いします。」 と、元気よく挨拶をした。 検査課の課長が 「私が検査課を任されている、仲川です!そして、こちらが私の補佐で君とチームを組む中西君だよ。解らない事や、何か相談事があれば、中西君に言えばいいよ!」 課長の横に立っていたのは… あの、自動販売機での… なんとなく予感はしていた… 「中西です!宜しく。私は厳しいから、しっかり着いてくるように!」 と、言ってウインクをした。 「は~い~宜しくお願いします~」 て、少しテンションの下がった返事をした! 課長はそんな俺を見て、不思議そうに 「知り合い?なんかテンションが下がったみたいやけど…」 中西は笑いながら 「そうなんですよ~知り合いなんです!私は彼に借りがあってね~ ある意味、身内に近い借りがね~」 俺は素早く誤解を解く為に 「課長~何もないです!知り合いじゃないです!ただ、コーヒーを…」 最後まで言い終わらない間に 「え~私は身内だと思っていたのに… 私はもて遊ばれていたの~? 社内での恋愛は禁止なのに、私は…」 そんな訳の解らない事を言いながら笑っている! 俺は必死になって 「コーヒーを… お金はいいですから…」 彼女は 「お金だったのね~私達の関係は」 課長は 「お前達はそんな関係だったのか?新入社員のくせに、なんて奴だ!君は…」 「仲川課長~私はどうしたらいいの~ 男に弄ばれて~仕事しかないのよ~」 と中西は俺を横目で見ながら 「はい!仕事を頑張っね。遊びは終わり」 と、課長は机に戻った。 その言葉で、中西も素早く机に その場に残された俺は何が何やら… 中西が 「野村~君の机はここ!仕事の説明を簡単にするから」 「は、はい!」 慌てて机についた。
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