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綾乃「ありがとうございます。」
ぎこちなくそう言ってから、どちらも黙りこんでしまいこの沈黙をどうにかしようと口を開くと
?「総司~、どうだその子の様子は」
障子が開いて、背の低い可愛らしい男が入ってきた。
総司「あっ、平助。今目を覚ましたところだよ」
隣の男、総司は顔だけ向けて返事をする。
綾乃は軽くお辞儀をすると、平助と呼ばれた男は安心したように微笑む。
平助「じゃあ俺は土方さんに伝えてくるから、総司はその子と一緒に大広間に行っといて!!」
それだけ言うとパタパタと廊下を走って何処かに行ってしまった。
総司「じゃあ、僕達も行こうか。」
そう言うなり、綾乃は腕を掴まれて引きずられるようについていく。
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