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笑顔で返すと総司は満足そうな顔をする。
総司「やっと笑った。」
綾乃「えっ?」
総司「綾乃、目が覚めてからずっと何か考えるような表情してたから。」
まぁ、目が覚めたら知らない場所にいたからしょうがないか
と付け足して腕を掴んでいた手を離して頭の後ろに組んで歩きだす。
(確かに、緊張してそんな笑う余裕なんかなかったかもしれない。)
綾乃「沖田さんっ!!」
総司「どうしたの?」
と振り返る総司。
(どうしよう!?思わず呼び止めちゃったけど)
呼び止めたものの、どうしてこんな行動にでたのか自分でも分からず挙動不振になりながらも思ったことを口にする。
綾乃「ありがとうございます。」
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