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それは天気の良い昼下がり。
お日様に誘われる様に散歩に出掛けた。
基本うつむき加減で歩く私だが、あまりに綺麗な空に感動すら覚えチラチラと上を仰ぎながら近所の公園を目指す。
家から500メートルも進んだ所であろうか?
突然上空から、びっくりするほど大きな音に驚く。
「カァァァ!」
周囲が壁に覆われているせいか、反響したその音に「びくっ」として音の出所を探した。
見上げると、高圧線の架橋に二匹の「カラス」がとまっている。
何か様子がおかしい?
よくよく見ると地上10メートル程の所であろうか?
高圧線の架橋の上の方に「タワシ」の様な物が見える。
私「あぁ、あんな所で巣作りしたんだ」
感心して見ていると二匹のどちらからでもなく、尋常じゃ無い程大きな声で鳴き出す…
…しかも、一匹は少し離れた電線に飛び移り、明かに私にメンチを切っている…(メンチ=睨み)
私の予想だが、電線に飛び移った方が雄
巣の近くで私を見下しているのが雌であろう。
そして一喝される
カラス「カァァー!(何見とんぢゃゴラァ!)」
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