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そう言われてチラっと雄カラスに目をやる…
雄カラス「なんだゴラァ！？やんのかぁ？われぇ～！！」
慌てて目を反らす私。
雌カラス「殺っちゃいなよ、ウゼェしぃ～」
私「いや…勘弁して下さい！」
足早に立ち去る私の背中に目掛けて罵声が飛ぶ。
雄カラス「逃げんじゃねーよ！かかって来いや！！」
私「いや…本当、勘弁して下さい」
走る様に逃げ出す私。
雄カラス「おい！ちょっと待てよ！」
最後は、キムタクかよ…
なんとかその場を振り切り、身の安全を確保出来た所で落ち着いた。
たかが「カラス」と言っても、人間界に生息する野生動物である。
子守りが掛かれば、彼らも命懸けだ。
基本がチキンな私には、この一件は堪えた。
…まぁ実際は、カラスに間違われたのだが…
「カラス」と言って侮るなかれ…
マジで怖いから…
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