私が君を..

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「紅茶でよろしいですか?」 「ええ、紅茶は好きですよ。」 「少しお掛けになって下さい。すぐにお持ちしますから。」 「逆にお気を使わせて申し訳ありません…」 「お気になさらずに…好きでやっているのですから。 それとも迷惑でしょうか……?」 「いえ、そんなことはありませんよ。」 そして、たわいもない話をした。 彼は料理店を森の中で経営しているのだそうだ。 一カ所に留まらない為に簡易的ではあるようだけれど、そのせいかお客さんが滅多に来ないのだと言っていた。 彼は自分を"山猫"と名乗った。 私も"カーレン"と名前を教えた。 この町のこと、私の知らない町のこと、私たちは今日初めて会ったとは思えないほどに沢山を話した。 すると彼は少しして、言いにくそうに口を開いた 「カーレン、こんなことを聞くのは貴方を傷つけてしまうのでしょうが…… その足のことを教えてくれますか?」 嗚呼…やっぱり言わなければいけないのか… 私は決心し、頷いた。 「………はい、わかり…ました……」 →
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