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人間人との関わりがないと生きてはいけないというが、別に友達を作らなくても生きてはいける。
だが私も人並みに友達が欲しいと強く感じたのは、少6のことだから、これよりもずっと後の話だ。幼少時代は記憶があるときから小学校に上がる前までの話をしておこう。
友達という存在がいた記憶があるのは、かつて大阪のアパートにいて北海道に転勤する直前のこと。私の親はいつも国内を転々としている転勤家族だった。アパートの住人らしい子供と一緒にあそんでいて、私は母に呼ばれ、車に乗り込んでさよならだ。
こうして思い出すとその子達は友達ではなかったのだろう。母親繋がりで知り合ったアパートの住人。そんときは言葉なんかいらずに遊べたんだろう。楽に違いない。
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