海賊船…!?
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余裕の笑顔で、甲板に出た二人は目の前の〝伝説の島〟を見据え──五感をフルに使って潮を読んではクルーに伝えて船を導いた。 海図や計器に頼らない、長年の経験と勘の名人芸……ナビゲーターとしての本領発揮だ。 船長は全幅の信頼で、彼らに進路を任せてる。 トニーなど若いクルーは、ハイテク計器と実際の海とを見比べては、感嘆の声をあげてる。 あたしは圧倒されて、声も出なかった。
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