不思議な洞窟

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 あたし達は、洞窟の奥へ奥へと進んで行った。  洞窟の中は薄気味悪くて、あたしはなんだか落ち着かなかった。  湿気が多くて、天井から雫の落ちる音がそこらじゅうから響いて……何か潜んでいそうな気がして仕方なかった。 「ねぇ……どこまで行くの?」 「もう少し先……怖いの?」 「ちょっと、ね」
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