◇ハジマリはあの日◇

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『あれ 2組の星井じゃん』 見知らぬ奴がアタシと 猫達の前に現れた。 「ひッ!!」 びっくりして後ずさりをする。 いくら人間と話せるようになったとはいえ さすがに 知らない人に出くわしたら 少し 抵抗はある。 『そんなに驚かなくても… せっかく寝てた 猫達がかわいそうだよ』 そう笑いながら言って そいつはアタシの隣に座った。 「あっ みんなごめんねッ」 ニャー 『元気でよかった』 「あ、あんた誰ね!?」 『ん?俺?』 少しとぼけるよくわからん奴。 「他に誰がおるッ!?」 『あぁ それもそうだね』 調子狂うよー
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