学園へ

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依頼の時用の金に赤の刺繍がしてあるローブを着て、邪魔だなぁと思いながらアポロに話しかける。 ディアナ 「ねぇ、アポロ…」 アポロ 『何だよ』 ディアナ 「私達が受けた依頼って、なんだっけ?」 お義母さんに拾われて、六年が経った。この六年間、月属性や他の属性の練習をしたり(アポロは何故か最初から陽属性を使えた。ズルい…)、ギルドで依頼を受けたりしていた。 そのおかげで、十四歳でギルドランクSSS。総帝(帝達を纏める帝。今の人は六属性を使えるらしい)には興味が無いってお義母さんに言ったら、『月夜の狩人』って二つ名になった。個人的には、帝よりこっちの方が良いなぁ…と思ったり。 それはさて置き、今は依頼を受けて魔獣の森付近の草原に来ている。内容は… アポロ 『確か、リザードマン(トカゲ男。剣、盾、簡単な鎧を装備してる。)を百体討伐だったと思うが。』 うん、合ってるよねぇ…?でも、目の前に広がる光景はどうみても百じゃきかない。少なくとも倍は居る。 何なんだろ?一体。 アポロ 『別に問題無いだろ?お前の魔武器の弓と、月のブーストかけりゃあ、一発だろうが。 何なら、俺がやるぜ?最近あんまり戦って無いしな、腕慣らしには丁度良い。』
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