学園へ

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コンコン とノックをしてマスター室に入ると、まず目に入るのは書類の山。次も書類の山。そして、埋もれるようにして机に突っ伏しているのがこのギルド、『星の輝き』のギルドマスターにしてギルドランクSSの光帝にして私のお義母さん、アステラ・ライトだ。 ディアナ 「何してるの、お義母さん……」 アポロ 『相変わらず、書類に住んでる状態だな。』 私が声をかけると、ピクリと動き、ガバッと体を起こす。 アステラ 「お帰り、ディアナ~♪ 帰って来て早々なんだけど、明日から学園に通って貰うからそのための準備をしてね?」 …………はい? アポロ 「ちょっと待てや!!聞いてねぇぞ、んな事!!」 アステラ 「仕方ないじゃない、忘れてたんだもの」 アポロ 「仕方なくねぇよ!!」 そう叫んで、お義母さんの襟元を掴むアポロ。 ディアナ 『ちょ、ちょっとアポロ!?やりすぎだって!!戻って!』 アポロ 「…チッ、わぁったよ」 アポロが手を放し、私に戻る。 アステラ 「ありがと、ディアナ。」 ディアナ 「それで、何で私達が学園に行かなきゃならないの?勉強ならもう大丈夫だよ?」 別に、これと言って行く必要は無いんだけど…
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