学園へ

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アステラ 「それがね?王様が、『今は国内最強でもこれから何があるか分からないし、まだ子供なんだから学園に行かせなさい』ですって。 ずっとギルドで暮らしてて、同年代の友達も居ないでしょ?依頼を頼む事はあるだろうけど、それ以外は学園生活を楽しんでらっしゃい」 同年代の友達、かぁ…… 確かに、ダーク家に居たときも外には出なかったし…… あ、でも二人だけパーティーに来てた子と遊んだ事があった。確か、バーン家とアクア家の子。名前は……レイとミラだったっけ?確か同い年だったし、学園にいるんだろうな… アステラ 「それで、学園にいる間は正体を隠して欲しいのよ。『月夜の狩人』だって事、何より、ディアナだって事。何でかは分かるわね?」 私は頷く。 『月夜の狩人』だって事は、生徒を人質にされないように。 ディアナと言うことは、死んだとされているはずのディアナ・ダークだとバレないように。 アステラ 「とりあえず、ディアナはルナ・スターライト、アポロはソル・スターライトと名乗りなさい。」 スターライトっていうのは、このギルドで育った私にお義母さんが付けてくれた名字で、ディアナ・スターライトが今の私の名前。 アポロ 『あ?何で俺もなんだよ』 ディアナ 「アポロが、何で俺もなんだ?ってさ」
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