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携帯は床に転がった。足が震え、私はその場にヘタリ込んだ。怖い。怖い。怖い。怖い。どういう事なの?何で?どうして?携帯を手探りで拾い上げ、もう一度受信メールを見る。
「う、そ…。なん、で…なんで送信日が二年前の今日なのよ!」
恐怖で震える手で携帯を閉じ、ベッドに潜り込んだ。布団を頭から被って目を瞑る。
【pipipipi】
携帯がメールを受信した。恐る恐る握っていた携帯を開き、新着メールを開く。
「…吃驚した…。真奈美からだった」
新着メールは、同じクラスの友達である真奈美からのメールだった。
「『明日の時間割って何だっけ?』…明日日曜日なんだけど?」
真奈美はちょっと天然でおっちょこちょいな子。でも、何処か恨めなくて、クラスの人気者。
「…はぁ。」
とりあえず、明日は日曜日だということと、月曜日の時間割を返信した。
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