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ミゼラ「ありがとう…だけど、このデュエルを途中でやめることは許されないわ」
千秋「!」
ミゼラ「私は…"哀しみを司る者"に選ばれてしまった
あなた達と違う…"闇の力"を持つ精霊に選ばれてしまったの…」
京介「闇の力!?」
ミゼラ「そう…そして、私達が戦ったらどちらかが消えなければならないのが運命…それには逆らえないわ」
京介「…はじめと口調も違うし、ウチの制服を来てるから、また精霊に憑かれたとかだと思ったが…違うのか」
ミゼラ「えぇ、確かに憑かれている感覚もある…ような気がするわ…恐らくこの学園にはまだ私と同じ境遇の人がいるはず…不幸な運命に導かれた人がね」
千秋「…不幸な運命に導かれた…」
ミゼラ「うっ…私が教えられるのはこのくらい…さぁ…攻撃して(哀しみが…流れ込んでくる)」
ミゼラは頭を抱え苦しんでいる…その眼には涙が溢れていた
千秋「…………」
京介「俺がやるか?」
京介は千秋のデュエルディスクに手をおく
千秋「…いえ、私がやるわ……それがこのデュエルの結末だから」
ミゼラ「…う……う…うぁぁぁ!!」
ミゼラは叫び、苦しみ続けている
京介「やるなら早くしろ…」
千秋「…"トライデント・ドラギオン"3回目の攻撃!!」
ミゼラ「…うわぁぁぁ!!」
トライデントドラギオンの灼熱の息がバッドエンド、そしてミゼラにトドメの一撃を与えた
ミゼラ500→0
千秋「ミゼラ~!!!」
ミゼラ「(…最後ぐらい私の身体を返して!)
あ~あ、私の負けか~…………もっと学園生活楽しみたかったな~~~!!!」
千秋「ミゼラ…」
「違うの…ミゼラじゃない。私の本当の名前は"美来"(みらい)だよ…」
美来はバッド・エンド・クイーン・ドラゴンと共に闇に引きずり込まれていく
千秋「美来…」
未来「千秋さん…京介さん……もし…また会えたら…友達になっ…てくださいね……」
美来は完全に闇に飲み込まれてしまった
千秋「なぜ、こんなことに…」
京介「なんだよ!胸クソわりぃ!!!」
京介は近くにあった石を思いっきり蹴った
…2人はしばらくの間その場を離れることはなかった…
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