49話-"BAD END"の果てに待つもの

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ミゼラ「ありがとう…だけど、このデュエルを途中でやめることは許されないわ」 千秋「!」 ミゼラ「私は…"哀しみを司る者"に選ばれてしまった あなた達と違う…"闇の力"を持つ精霊に選ばれてしまったの…」 京介「闇の力!?」 ミゼラ「そう…そして、私達が戦ったらどちらかが消えなければならないのが運命…それには逆らえないわ」 京介「…はじめと口調も違うし、ウチの制服を来てるから、また精霊に憑かれたとかだと思ったが…違うのか」 ミゼラ「えぇ、確かに憑かれている感覚もある…ような気がするわ…恐らくこの学園にはまだ私と同じ境遇の人がいるはず…不幸な運命に導かれた人がね」 千秋「…不幸な運命に導かれた…」 ミゼラ「うっ…私が教えられるのはこのくらい…さぁ…攻撃して(哀しみが…流れ込んでくる)」 ミゼラは頭を抱え苦しんでいる…その眼には涙が溢れていた 千秋「…………」 京介「俺がやるか?」 京介は千秋のデュエルディスクに手をおく 千秋「…いえ、私がやるわ……それがこのデュエルの結末だから」 ミゼラ「…う……う…うぁぁぁ!!」 ミゼラは叫び、苦しみ続けている 京介「やるなら早くしろ…」 千秋「…"トライデント・ドラギオン"3回目の攻撃!!」 ミゼラ「…うわぁぁぁ!!」 トライデントドラギオンの灼熱の息がバッドエンド、そしてミゼラにトドメの一撃を与えた ミゼラ500→0 千秋「ミゼラ~!!!」 ミゼラ「(…最後ぐらい私の身体を返して!) あ~あ、私の負けか~…………もっと学園生活楽しみたかったな~~~!!!」 千秋「ミゼラ…」 「違うの…ミゼラじゃない。私の本当の名前は"美来"(みらい)だよ…」 美来はバッド・エンド・クイーン・ドラゴンと共に闇に引きずり込まれていく 千秋「美来…」 未来「千秋さん…京介さん……もし…また会えたら…友達になっ…てくださいね……」 美来は完全に闇に飲み込まれてしまった 千秋「なぜ、こんなことに…」 京介「なんだよ!胸クソわりぃ!!!」 京介は近くにあった石を思いっきり蹴った …2人はしばらくの間その場を離れることはなかった…
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