新しい場所と少女

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 ………一昨日の出来事。 さすがに長時間の飛行機は体にくるな~。 エコノミークラスだったし…。 どうせあんまり乗んないだしファーストクラスにしてくれよ! 隣のおっさんのいびきがうっさくて寝れなかったし。 こんな時にあの青い猫型ロボットの『睡眠薬』があったらな……。 なに、あのロボットじゃなくたって持ってるって、そこはスルーしてくれ。 てか結局着くまで寝られなかったし…。 しかもあのおっさんなんかに「おはよー!寝てないのか?そんなんじゃ元気がでんぞ!わはははははっ!」って言われたし……。 いやあんたのせいだよ!あんたのいびきがうっさくて寝れなかったんだよ! 今ならわかる、ジャイ〇ンのリサイタルがいかに迷惑かが…。 そんなこっちのことなんか気にもせず、あのジャイ〇ンモドキはどっかへ行った。 お前なんかゴキブリに舐められちまえ!!! はあ~疲れたな…。 ん!親父はどこだ? はぁ……親父、先に行くなよ…。   《ピロピロピロピロ!》 誰だこんな時に電話してくる奴は? ミッチェル「もしもし」 電話の相手「もうおごっでないがらもどっできでよ!お願いだがらごだえでよ、しゅんいぢ~!」   《つー、つー……》 勢い余ってきっちまった! だって俺、俊一じゃないもん。 てか彼女も電話番号間違えるなんて、そそかっしいな。 しかしなぁ、涙声の彼女の声かわいかったな~~!   《ピロピロピロ!》 またかよ!今度は誰? ミッチェル「もしもし」 電話の相手「お願いだがらぎらないで!もうあわないなんでいわないで!しゅんい…」   《つー、つー…》 なぜ電話番号間違ってるって気づかない! 普通1回目の時点でわかると思うのにな~。   《ピロピロピロ!》 よしはっきり言ってやろう。「僕は俊一じゃない!」って! ミッチェル「僕は俊一じゃないですよ!」 いってやったよ。彼女はかわいそうだな。 今頃口をポカーンとあけているだろうな。 親父「なにを馬鹿なことを言っているんだ!」 多分今自分は、口をポカーンとあいているだろう…。
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