【一】秘密の片想い

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「…で、なぁに?私に何か用があるの?」 「あっ…うん」 伸が私に視線を向ける。途端プッと吹き出し、ゲラゲラと笑い始めた。 「くははっ…星良。アイス付いてっぞ」 伸が爆笑しながら、私の口元を触った。 「…ゃっ」 ちょっとだけ… そう… ちょっとだけ… ドキンとしたんだ。 伸にドキッとするなんて、初めてだった。 「だから…なんなの」 私、ガラにもなく、少しだけテンパッている。 「星良、毎日放課後サッカー部の練習見てるよな?」 急に真顔になった伸。 私は先生への気持ちがバレてしまったのかと、ヒヤヒヤする。
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