【一】秘密の片想い

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「だったら、俺達なんなんだよ」 「だから…友達だってば。寧ろ…弟みたいな」 「俺、弟?」 「だってさ、伸は弟の友達でしょ」 「俺達、友達から進歩しないの?」 「ムリムリ、伸が私より年上になったら、考えてあげる」 「ちぇっ、永久に無理じゃん。ていうか、星良は年上が好きなのか?サッカー部の三年はもう引退したし、いたのは星良のタメか下級生だぞ」 やばぃ… 伸のやつ、意外と感が鋭いんだから。 「さてと…帰ろっかな」 都合が悪くなった私は椅子から立ち上がる。
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