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ある日のこと。
空地をトボトボ歩きながら
子猫は言いました。
「あぁ、お母さんは遊んでくれないから、友達がほしいなぁ。」
すると、空地にある小さな穴から、見たことのない大きなネズミが、「よいしょっ!」っと出てきました。
子猫は驚き、逃げ出そうとしました。そのとき、
「子猫さん、もし良かったら僕と、友達になってくれませんか?」
と、ネズミはいいました。子猫は、恐る恐る振り向き、ネズミの顔を見上げました。するとそこには、悲しそうなネズミの目。そうです。ネズミも友達がいなかったのです。
子猫はいいました。
「僕でよければ!」
その日から、ネズミと子猫は毎日その空地で遊びました。
おいかけっこや、かくれんぼ。元気いっぱいです。
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