1人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
その日はかくれんぼをしていました。鬼は子猫です。子猫は、「ごぉ、よん、さん…」と数えていき、ぜろまで数えると、
「もーいーかぁい!」
と、叫びました。
ですが返事がありません。子猫はもう一度叫びました。
「もーいーかぁい!」
ですがやっぱり返事がありません。心配になった子猫は、そのまま探し始めました。ところがどこにもいません。
しかたなく、その日は帰りました。
つぎのひ、再び空地を訪れると、ネズミがいました。子猫は、昨日のことがあり、少しおこっていました。
「ネズミさん!昨日はなんでいきなりいなくなっちゃったのさ!」
ネズミはいきなりおこられ、黙ってしまいました。子猫は、まだおこっています。
「なんでいきなりいなくなっちゃったの!黙ってたんじゃわからないじゃないか!」
子猫はいつまでも話してくれないネズミに呆れ、帰ろうとしました。
最初のコメントを投稿しよう!