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ななか「………それで、何でじょうか⁉」
てと「………前に、白河さんに言いましたよね⁉兄さんは過去を乗り越えていないって……」
ななか「………うん💦覚えてるよ、これが、乗り越えられない過去なの⁉」
てと「……兄さんの過去をすべて知っているわけではないんですけど……多分、これは一部にしかすぎないと思います。」
ななか「❗⁉これで一部なの❗⁉」
てと「……兄さんの抱えている『闇』は、白河さんたちの『光』の日常とはあまりにかけ離れています。それに、兄さんにとって今の日常は眩しすぎるものだと思います。」
ななか「……………」
てと「ハッキリ言っておくと、白河さんのためを考えるなら、兄さんに必要以上のかかわりを持たないほうがいいですよ⁉」
ななか「な、なんでそんなこというの❗⁉」
てと「じゃあ、逆になんで今まで通りでいられるんですか⁉自らの力で死にかけの人間を4人も救い、なおかつ1人の人間を生み出す力をもつ魔法使い、そうと知ってなんで普通でいられるんですか⁉」
ななか「そ、それは………」
てと「私たちはみんな、兄さんと共に闇を歩む覚悟はできてます。…兄さんの過去すらも認め同じように重荷を背負って生きていく覚悟があります。でも、白河さんにその重荷は重過ぎます。悪いことはいいませんから、いうことを聞いてください✨」
ななか「…………覚悟とか本当にいるのかな⁉」
てと「えっ⁉⁉」
ななか「確かに、氷くんには私なんかじゃわからない過去があるかもしれないけど、今は私たちと同じ場所にいる…なら、私たちと同じように過ごせるところまで引っ張って来れるはず。今からそんな闇なんて言わなくて済むように光に出してあげばいいんじゃないかな⁉」
てと「…………確かに、白河さんの言うことは『正義』だね。でも兄さんの道は真逆のもの、交わることはない…」
ななか「そんなことはないよ❗❗」
てと「でも、今はまだ……その道があるって信じていたいかな✨」
ななか「えっ⁉」
てと「白河さんの思うとおりにやってみるといいよ✨私も、できる限りは協力するから✨」
ななか「………ありがとう💓」
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