一日一善

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スーハースーハーと、深呼吸をし、気分を落ち着ける。 大丈夫だ!! 学校の先生にも言われてたじゃん。 お前はやればできる子だって。 やるぞ!!俺!! そうして俺は、持っていたコーラの缶に力を込める。 スーッと息を吸うと、大きく振りかぶり 「うなれ!!俺の左腕んんんんんんんんん!!」 と、コーラの缶を、不良達めがけてぶん投げた。 すると、缶は綺麗に赤髪さんにクリーンヒットした。 「命中!!」 やった!! やったよ俺!! これで、晴れて俺も善人の仲間入りだ!! と、俺が喜びに浸っていると 「おい。」 もーこの世の物とは思えない程の低い声がした。 ……………。 あれ?? 俺、誰に当てたっけ? 赤髪さん? あの不良達のリーダーと思わしき赤髪さん?? そして 俺は恐る恐る、赤髪さん達の方を見た。
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