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「まったく、神様は理不尽だよなぁ。」
俺は片手に缶のコーラを持ち、ぶつぶつ独り言を言いながら、帰り道を歩いていた。
周りからみたら、間違いなく変な奴だろう。
現に、周りのおばちゃん達が、俺を変な目で見ていた。
だが今の俺は、そんなことが気にならないくらい、深くふか~~~く傷ついているのだ。具体的にいうと深海くらい。
理不尽なこの世の中に立ち向かわなければ!!
そうだ!!
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ………
何からだ??
だぁぁああぁぁああ!!
何だか悲しすぎて、ワケが分からんくなってきた。
それもこれも、あのリア充のせいだ!!
爆発して死んでしまえ!!
「はぁー。俺にも春が来ないかなぁ。」
季節は春なのに、心は冬どころか氷河期だ。
春よ来い!!早く来い!!
「運命の赤い糸でつながれし者よ!!俺のもとに来てくれぇぇぇええぇぇ!!」
つい、感情が高ぶってしまい、俺は道路の真ん中で叫んでしまった。
周りの人たちが残念そうに俺を見ていく。
ぐはっ!
HP的なものが、一気になくなった。
また一層ブルーになって、道を歩いていると
路地裏から声が聞こえた。
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