明かされる正体、過去

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はやて「それに、リインフォースはあの闇の書事件の時に、・・・消えた筈や。なのに、美咲さんはリインフォースの別人格。これもどういう事なんや?」 はやてが少しだけ辛そうな言い辛そうな顔をしながら喋る。それを見た美咲は、 美咲「・・・分かりました。皆さんに全てをお話します。ですが、はやてさんの質問には私では無く、」 そう言って美咲は目を閉じる。すると、美咲の髪の毛先から色が変わり、 リインフォース「・・・私がお答えします。」 美咲はリインフォースへと人格を変えたのだった。 はやて「リインフォース・・・」 リインフォース「主、今まで何も話さず、黙っていた事をお許しください。・・・今ここで、全てをお話します。」 はやて「そうか。」 はやてが頷き、リインフォースの話を聞こうとする。はやてだけでなく、医務室の中に居る皆もリインフォースの言葉に耳に傾ける。 リインフォース「・・・まず初めに言っておきます。・・・・・・私は『この世界のリインフォース』ではありません。」 「・・・・・・・・・へっ??」 リインフォースの、いきなり吹っ飛んだ話を聞き、皆訳の分からないと言った顔になる。 ヴィータ「・・・リインフォース、それはどういう意味だ?・・・この世界のリインフォースじゃないって、まるでここじゃない他の世界から来たみたいな言い方じゃねぇか。」 リインフォース「その通りです。・・・私はこの『外史』のリインフォースでは無く、『正史』のリインフォースなんです。」 ヴィータ「・・・・・・はっ?」 リインフォースの言葉に頭を抱えるヴィータ。他の皆も首を傾げたりしている。 はやて「?・・・外史?それに正史??・・・リインフォース、外史と正史って何や??」 リインフォース「正史と言うのは、その字の通り『正しい歴史』の事。・・・主、この世界が、創られた世界である事は彼から聞いていますよね?」 はやて「・・・うん。最初に裕君から聞いたわ。私らは、裕君の世界ではアニメになっとるんやろ?」 リインフォース「はい、そうです。・・・私の言う正史とは、そのアニメの世界・・・つまり、正しい歴史の世界の事なんです。」 なのは「正しい歴史の世界?」
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