明かされる正体、過去

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四人は苦い顔をしていた。 リインフォース「そうですか。・・・だったら、簡単な例を出しましょうか。」 月「簡単な例、ですか?」 リインフォース「はい。・・・この世界には、本来は実在する筈の無い『仮面ライダー』が居ますが、仮面ライダーが居ない並行世界もあるんです。他にも、彼以外で仮面ライダーになる人が居る並行世界もあります。・・・以前この世界に訪れた『クロノス』達もそのライダーの一つですね。」 シグナム「ん?・・・なんでリインフォースが睦月達の事を知っているんだ?お前は、睦月達とは会っていない筈だが。」 リインフォースの口から出た『クロノス』に反応したシグナムが、リインフォースに問い詰める。 リインフォース「・・・将、その事については、後で説明する。」 リインフォース「・・・次は、私の別人格が彼の世界に居た理由を話しますが、よろしいですか?」 数分掛けて雪蓮達への並行世界の説明を終えたリインフォースは、新たな話を皆も話そうとするが、皆に確認を取る。 はやて「・・・大丈夫や、リインフォース。皆もえぇか?」 リインフォースの問いにはやては、皆に尋ねる。皆は頷いて答える。 リインフォース「分かりました。お話しします。・・・話は、私が消えた所まで遡ります。」 皆が頷いたのを確認したリインフォースは、語り出す。 リインフォース「・・・私は、正史での闇の書事件の時、幼かった主を救うために、世界から消えました。世界から消えた私は、気が付くと何もない空間の中に居たのです。そこで私は、ある物を見たのです。」 シグナム「ある物?そのある物とは一体何なんだ?」 シグナムがリインフォースに尋ねる。 リインフォース「ある物とは、・・・外史に居る様々な私の記憶でした。それが、私の頭の中に入ってきたのです。」 「!?」 なのは「外史に居るリインフォースさんの記憶!?」 フェイト「それってどういう・・・」 リインフォースの言葉を聞き、皆が驚きの顔でリインフォースを見る。・・・並行世界の記憶が手に入る。それは人にとって、決して得る事が不可能な事だ。それを知るなのは達は、リインフォースの言葉に驚きを隠せなかった。
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