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リインフォース「・・・これは暗い空間の中で、私の中で生まれた特殊なレアスキルによる物なんです。・・・私はこれを『意識共有』と呼んでいます。」
スバル「意識共有?・・・リインフォースさん、それはどういう能力なんですか?」
リインフォース「意識共有の能力は、無数に存在する並行世界の私、・・・外史のリインフォースの意識、記憶などが私の中に入ってくるんです。ですが、並行世界に居る私には、正史の私の意識や記憶は共有される事は無く、一方的に私の中に来るだけの能力なんです。」
はやて「並行世界に居るリインフォースの意識の共有か・・・・・・。」
リインフォースの説明を聞き、皆が唖然とした表情になる。
シグナム「!?・・・だから、お前は睦月達の事を知っていたのか。・・・・・・睦月の居る世界のリインフォースの意識と記憶を持っていたから。」
リインフォース「はい、その通りです。」
そんな中、シグナムがリインフォースに尋ねる。リインフォースはその問いに、頷きながら答えた。
そして、リインフォースの言葉を聞き、シグナムは納得したのだった。
リインフォース「・・・話を戻しましょうか。その意識共有により私は、膨大な量の記憶などを一気に見てしまい苦しんでいましたが、能力のコントロールが出来るようになり負担が軽くなったんです。」
ティアナ「・・・あの、膨大な量の記憶って、どの位だったんですか?」
リインフォース「・・・大体ですが、意識共有が初めて発動した時、五千万個の外史に存在する私の記憶が流れ込んで来ましたね。」
「ご、五千万個!?」
五千万と言う数字に、リインフォース以外の皆が驚き、叫び声を出した。
リインフォース「驚くのは無理もありません。・・・ですが、外史と言うのは無数に存在し、増え続けているんです。私が最初に見た五千万個の外史は、無数に存在する外史達の中の『ほんの一握り』でしかないんです。」
「・・・・・・」
リインフォースの発言に皆が再び唖然とした表情になる。
・・・リインフォースの話している話のスケールが、あまりにも大き過ぎて皆が付いて行けていないのだ。
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