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美咲「・・・私、『美咲』と言う別人格が生まれたんです。」
リインフォースから、美咲へと人格が変わる。
はやて「・・・そうやったんか。」
一連の話を聞き、はやてが頷きながら納得していた。はやて以外にも、頷いている者が居たのだった。
スバル「あの、さっき言ってた敵って言うのは、もしかして・・・・・・」
スバルが、控えめな感じで美咲に話し掛ける。美咲はスバルの方に顔を向け、
美咲「貴女が思っている通りだと思います。襲って来た敵と言うのは、あの時居たライダー『ハデス』の事です。・・・ですが、襲って来た時は、今のような姿ではなく、黒い霧のような姿だったんですけど。」
フェイト「・・・そうなんですか?」
美咲「はい。相手が霧状の姿だったので、もう一人の私も手が出せなかったんです。魔法を撃っても、四散するだけで相手に何のダメージにもなりせんでしたから。」
フェイトの問いに美咲は答えて話す。美咲の話を聞き、皆が納得したような顔をする。
はやて「美咲さん、リインフォースの事も大体の事は分かりました。・・・次は、貴女と裕君の過去に何が有ったのかを教えてくれませんか?・・・・・・裕君が、どうして自分の居た世界を壊したのかを。」
美咲「分かりました。・・・次は、私と裕の過去について話そうと思うんですが、話だけでは説明出来ない事が色々ありますので、・・・・・・今から皆さんには、私達の過去の記憶を見てもらいます。」
はやての言葉に美咲は頷き、皆に向かって話し掛ける。
蓮華「過去の記憶って、どういう・・・・・・」
美咲「・・・今から、お見せます。」
そう言って美咲は、ベットに寝ている裕に近付き、裕の手を強く握り締める。
すると、美咲と裕の足元に純白の魔法陣が出現する。
美咲「・・・能力擬態(アビリティ・コピー)発動。・・・擬態対象、レアスキル『守護の本棚』」
美咲の言葉とともに、魔法陣の輝きが強まり、魔法陣が小さくなりながら裕の腹に当たる。すると、魔法陣の色が純白から蒼に変わっていく。
そして、色が蒼に変わった魔法陣は、二つに増えて美咲の両手に貼り付いた。
なのは「美咲さん、今のは一体・・・、」
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