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スバルが裕に抱き着こうとする。が、
スッ
スバル「えっ!?」
スバルが裕に抱き着こうとした時、スバルは裕の身体をすり抜けてしまった。
裕「あぁ~、眠たい。」
そして裕は、スバルの存在には気付いていないかのように、大きなアクビをしていた。・・・・・・その光景に、全員が目を見開き驚きの表情を見せる。
美咲「ムダですよ。この裕は、記憶にある過去の映像。・・・実体が無いので、私達が裕に触れる事は出来ません。他の建物や人も同様です。」
美咲が、皆に話している間にも、映像は進んでいき
チリンッ♪
?「ニャァァォ。」
裕「うおっ。・・・今日も迎えに来てくれたのか。」
鈴の鳴る音と共に猫の鳴き声が聞こえ、裕の肩にはいつの間にか真っ白な猫が乗っていた。
雪蓮「あの猫って、もしかして、・・・アルトリア?」
美咲「えぇ、その通りです。あの猫は、まだ裕の使い魔になっていない状態のアルトリアです。」
美咲が話している間にも、アルトリアを肩に乗せた裕は歩き出していく。それを、他の皆が裕の後を着いていく。
裕が歩き出して少し経つと、
~~♪
裕「んっ?・・・この着信音は電話、だな。誰からだ?」
裕の持っていた携帯電話が鳴り出した。裕は携帯電話を手に取って携帯を開いて、着信相手を見る。
裕「さっき会ったばっかなのに・・・。・・・・・・もしもし?」
?「あっ、もしもし裕君?」
着信相手を見た裕は小さく溜め息を吐き、電話する。すると、可愛らしい女の子の声が聞こえた。
裕「もしもしじゃないだろ?さっき会ったばっかりなのに、何で電話して来てるんだ?『美姫』(ミキ)」
裕が電話の相手、美姫に尋ねる。
美姫「エッとね、大した事じゃないんだけどね。・・・今度新しいシングルを出す事になってね。それでね、・・・その歌の感想が聞きたいから、今度裕君の家に行ってもいいかな?」
裕「また新シングルを出すのかよ。ほんと、天下のスーパーアイドル『Mee』(ミー)は大変だな。」
美姫「そんな、私はスーパーアイドルなんかじゃないよ。私なんてまだまだだし、・・・それよりも裕君!今度、そっちに行ってもいいかな?」
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