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裕の話を聞いた女性は、腕を組んで考え込み、いきなり顔を真っ赤にさせた。
裕「ん?・・・聞きたい事?なんだ?答えられる範囲でなら答えるけど。」
?「あの・・・この家には、貴方とその猫だけしか居ないんですよね?」
裕「あぁ、そうだけど?」
?「それで、私をこの家に住まわせてくれるんですよね?////」
裕「それで合ってるよ。それが、どうしたんだ?(って言うか、なんでこの子は顔を真っ赤にしてるんだ?熱がまた上がったのか?)」
顔が真っ赤になっていく女性を見て、裕は首を傾げる。
?「と言う事は・・・その・・・一つ屋根の下に、若い男女が二人っきりに////」
裕「うっ////(言われてみたら、そうだよ!!ヤバイ、・・・意識するな。変に意識するな、俺!!)」
女性の言葉に、今まで無自覚だった裕が自覚し出して顔を真っ赤にさせた。そして、裕は心の中で平静を取り戻そうとする。
裕「た、確かにそうだけど!・・・君をどうにかする気はないから、信じてくれないかな?」
裕は、身体から冷や汗を流しながらも必死に話す。
?「・・・・・・」(スッ)
女性は裕から少しだけ離れ、距離を作った。
裕「・・・・・・俺って、そんなに信用ないのかな?(そりゃあさ、初対面だからしょうがないよ?・・・でも、あんなにハッキリと拒絶しなくても。)」
裕は距離を置かれて落ち込んでしまい、部屋の隅で体育座りをする。そして、裕の身体からは、負のオーラのような物が出ていた。
アルトリア「ニャァ~」
アルトリアは落ち込んでいる裕を、慰めるかのように裕の脚を叩く。・・・・・・が、実際は慰めているのではなく、自分に構って欲しい為に裕の脚を叩いてるだけだったりする。
?「・・・・・・あっ、あの、そんなに落ち込まないでください。嫌じゃないですから。だから、そんなに落ち込まないでください。」
落ち込んでしまった裕を見て、慌てて裕を慰める。
裕「・・・なんか、スマン。拒絶されたショックで気が動転してたんだと思う。」
裕が落ち込み始めた時間から少し時間が経過していた。その頃には、落ち込んでいた裕は元に戻っていた。
そして裕は、落ち込んでいた時の事を謝っていた。
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