隣人

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僕がこのアパートに越してきて2年が経とうとしていた。 僕は大学の卒業を控え、忙しかった。 それでも時々は壁を叩いて話しかけることがあった。 卒業と同時に出ていく予定だった。 だから最後の大学登校を終えた帰り道で隣人に別れの言葉を探していた。 隣人は最後まで姿を見せてくれないのだろうか もしかしてと淡い期待をしていた アパートが近づいたときにパトカーが止まっているのが見えた。 嫌な予感がして駆け足で帰ると野次馬達が隣人の部屋の前で大家と話している警察を見ていた。 急いで駆け寄り事情を聞きたかったが警察に変な音はしなかったか、臭いはなかったか など質問攻めにされた ようやく何があったか聞いたとき僕は唖然とした。
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