中学最後の年

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同じクラスでも話した事はなかった。 かっこよくて優しいと有名だけどそんな綾瀬くんが実際苦手だった。 かっこいい人は性格が悪くて遊んでばかりいる。 想像でしかないけど大抵そんなもんだろうと綾瀬くんに対しても同じ気持ちを持っていたから。 とにかく早く部室に行かないといけないし綾瀬くんと一緒にいるのを見られるの面倒だ… そんな思いから 杏「大丈夫ですから」 そう冷たく言い放ち痛みに耐えて立ち上がる。 何事もなかったかのように歩くけど…本当はめちゃくちゃ痛い。 綾瀬「おい…河村、足ヤバイだろ。無理すんな」 心配してくれているのだろう… だけど無視して歩いた。 それでも綾瀬くんはしつこく言ってくる。
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