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「はあっ、はあ……続けてくれ、めあり」
なんとか暴走しかけた意識を抑えて、説明を要求する。
「う、うんっ……それでね、魔法少女は……さっきの、スピットって言うんだけど……そのスピットを封印する為の公にされてない職業なの」
職業なの?魔法少女って職業なの?
「その辺は僕が説明するよ。はじめまして、名波康太くん。僕はカイル・エルシーダ・レミュー。魔法界から遣わされた妖精さ」
妖精……なのか、これ。
どっからどーみても……イタチかなんかのぬいぐるみにしか見えない。
「さっきの黒いもの……スピットは、所謂悪霊みたいなものさ。人の悪意から産まれ……悪意に取り憑く。さっきのは宿り主が見つからないで、そのまま暴走したパターンだけどね。多分、キミに憑こうとしてたんじゃないかな」
マジか……僕、霊に憑かれるとこだったのか……
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