降ってきた魔法少女

12/17
前へ
/34ページ
次へ
「はあっ、はあ……続けてくれ、めあり」 なんとか暴走しかけた意識を抑えて、説明を要求する。 「う、うんっ……それでね、魔法少女は……さっきの、スピットって言うんだけど……そのスピットを封印する為の公にされてない職業なの」 職業なの?魔法少女って職業なの? 「その辺は僕が説明するよ。はじめまして、名波康太くん。僕はカイル・エルシーダ・レミュー。魔法界から遣わされた妖精さ」 妖精……なのか、これ。 どっからどーみても……イタチかなんかのぬいぐるみにしか見えない。 「さっきの黒いもの……スピットは、所謂悪霊みたいなものさ。人の悪意から産まれ……悪意に取り憑く。さっきのは宿り主が見つからないで、そのまま暴走したパターンだけどね。多分、キミに憑こうとしてたんじゃないかな」 マジか……僕、霊に憑かれるとこだったのか……
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加