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「そう、かな……ありがとう、康太くんっ」
何故頬を染める?
今のでなぐさめられたの?
「それで……カイル?さっき僕に協力者になって貰うとかなんとか言ってたけど、まさか僕に魔法少年になれとか言うんじゃないだろうね?」
「その心配はいらない。何故か人間は女の子しか魔法が使えないからね。キミとは契約することすら出来ないのさ」
ほっ……よかった。
妙なことにならないで……って今も充分妙なことになってるか。
「大体、協力者って……一体僕に何をしろって言うんだ?」
「安心して、危ないことはさせない。ただ、些細なことでサポートしてくれるだけでいい」
「嫌だと言ったら?」
「いいと言ってくれるまでキミを帰さない」
カイル……仮にも妖精を名乗るなら脅しとかするなよ。
「……わかったよ、協力はする。ただし、最低限だけね。必要以上に僕を巻き込まないで欲しい」
「もちろんだよ。約束する」
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