降ってきた魔法少女

16/17
前へ
/34ページ
次へ
「やったぁ!ありがとう康太くんっ!うわあ嬉しいなぁ、康太くんが協力してくれてっ」 うわっ!? か、顔近い、めあり……! 両手で僕の手をがっしり掴んで、目一杯僕に顔を近づけて…… そんなに目を輝かせんでも……僕はあくまで、キミとは干渉しないスタンスなんだからね!? 「頑張ろうねっ、康太くんっ!」 「あ、ああ……頑張れ、めあり」 「うんっ頑張る!」 うん、素直でよろしい……よろしいんだけど、僕の手が……めあり力強い!痛い、痛い痛い痛い!あああ僕の右手が砕けるぅぅぅ! しかし顔はあくまで笑顔だ。……顔に物凄い嫌な汗かいてるけど。 「と、とりあえず……離れよ?なっ?」 「うわわわっ、ごめんなさい!」 慌てて飛びのくめあり。 ……うーわ、僕の右手が……指ぷらーんてなってるよ。力入らねぇぇ。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加