憂鬱な少年

6/7
前へ
/239ページ
次へ
挨拶し終わった後に僕は玄関に上がり靴を脱ぎ捨て一目散にテレビを見に行こうとした。 今日は僕の大好きなアニメがやるんだ! 「コラシャイン!靴は何度も揃えなさいって言ってでしょ!何度言ったら分かるの!?」 ママは眉間にシワを寄せて僕の首根っこを掴んで怒鳴っている。 「ごめんなさ~い」 そう言って僕はしょんぼりして見せた。 正直、何とも思って無いんだけどね。 「分かればよし!」 ママはご満悦だそうだ。人を騙すのはやっぱり簡単だな。 でも、さすがに直して置かないと面倒なので一応直しておいた。
/239ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加