空の世界

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ここは空の上の世界。 星に関する仕事をしてる人達は空の住人逹が住んでる街からちょっと離れた所に住んでる。 何故離れてるかは、もし星の研究中に爆発でもしたら街が大変な事になっちゃうからね、 それを防ぐために 離れた所に住んでるんだ。 ちなみに僕もそこに住んでる内の1人。 星に関する仕事をしてる人達を大きく分けて3つ。 まず1つは 星に関する研究をしてる科学者。 時々星のクローンを造ったりもするんだよ。 そして2つめは 星のお世話をする世話係り。 星をピカピカに磨いたり時には相談相手になったりも。 で、最後の3つめは星を夜空に打ち上げる係り。 夜空に星がなきゃ寂しいからね! この中で僕は星の世話係りで働いてるんだ。 夕方までに星を隅々まで磨かいて打ち上げ係りに持って行かなきゃだから大変だけどいい仕事だ。 「ちょっと、プレアデス!! 誰に喋ってるの? もう時間ないんだから口じゃなく手を動かしてちょうだい!」 「ちゃんと動かしてるってば、」 もう…ポラリスはせっかちなんだから…。 僕が心の中で呟いていると 「なんか言った?!」 「えっ!? い、言ってない! 言ってないよ!」 ポラリス心読めるの?? もう、びっくりしたよ… いつもは優しいのに時間に追われると怖くなるんだから。 はぁ… 僕は疲れたため息を漏らした。 「手っ、止まってる!」 「はいっ!」 その後、星磨きはなんとか間に合い打ち上げ係りに届けられた。 「疲れたぁ~」 「お疲れ。はい、紅茶」 「ありがとぅ!」 やったっ! 紅茶だ! 僕は満面の笑みをこぼす。 「ふふっ」 「? 何? どうしたの??」 「いいえ、何でもないわ。あっ! ほら見て」 ポラリスが指した先は満天の星空。 「今日もいい仕事した」 「えぇ、そうね」
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