流れ星の夜

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―鏡の間― 「ポラリス~!」 「ケフェウス! プレアデス! 遅かったわね」 「うん、それが ケフェウス流れ星を打ち上げたんだよ!」 「えっ!? そうなの? 私、知らなかった」 「僕も知らなかったんだよ」 「ひどいわよね~、知らせてくれても良かったのに」 「本当だよね~」 ポラリスと 少し拗ねたフリをしてると、ケフェウスが少し焦ったように 「わ、悪かったって! だいたい俺も今日言われたんだからしょうがないだろう」 「そうなの? まぁ、それだったらしょうがないかもだけど…」 「かもじゃなくてそうだろっ!」 ケフェウスと言い合ってる横で ポラリスがはぁ、と溜め息をついてると、 「相変わらず仲良いね~」 「ね~」 「カストル、ポルックス!」 「「よー」」 「どうしたの?」 「君たちが言い合ってて仲いいなぁ~と思ったから言いにきた。」 「きた。」 「わさわざきたのかよ! 暇なんだな、お前ら」 「「ほっとけ!!」」 「だいたい今日流れ星打ち上げたのになんで今ここにいるんだ!」 「そうだぞ!!」 「親方が行ってもいいって言ったんだ!」 「なに?!」 「親方は甘すぎる!」 「そんな事ねぇとおもうけど」 「「ある!!」」 「俺逹は親方に怒られてばっかなのに」 「それはお前逹が仕事出来てないからじゃねぇの?」 「「なんだとっ!!」」 「あ~ うるせぇ双子」 「「なっに~~!!」」 「なんかさぁ、なんでケフェウスと双子が話してると最終的に言い争ってるんだろ?」 「さぁ? それより流れ星と人間界を見ましょ」 「ケフェウスたちは?」 「ほっとく。」 僕とポラリスはケフェウスたちを ほっとくことにし、流れ星と人間界を見ることにした。
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