4人が本棚に入れています
本棚に追加
「結構いるんだよねぇ.俺のこと女だと思ってた古い知り合い」
クックックと笑いを堪えながら(といいつつあまり堪えられてない)、真紀は慰めるような調子で巧馬の肩をぽんぽんと叩いた。
「まぁ"マキ"って名字は確かに女の名前みたいだし。なんせ小さい頃の記憶だ、しょうがねぇって!」
あっけらかんと笑う真紀。
その必ずや誰しもが惹かれてしまうような輝きは、目を細めて眩しそうに笑うはにかみは、間違いなく..
―――俺の、初…恋……
「…って巧馬?
え?なんで白目むいてんの?あれ、意識失っ..え、ちょ.たっ巧馬ぁぁぁッッ!??」
.
最初のコメントを投稿しよう!