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「『なによ』?なによだって? (ニコッ 鞄を投げ付けたら、なによと言うのか?ケンカ屋は」 ぐに 「…ぼえんなはい」 「よし」 「……大体なんでアンタ…なんでケンカ屋のあたしを知らなかったのよ…」 「あぁ…俺、転校して来たんだよ…」 「はぁ?」 「……なんだよ、そのマヌケ面…俺1年の夏に引っ越して来たんだ」 「……は?」 「………(ムカ)」 ゴツ 「いった!…何すんのよ!」 「鞄を返しただけだ!」 「なっ…」 「…にしても…お前ちっせーなぁ!」 「なにー!?…ちっさいとはなによー!」 「ちっさい上にそそっかしいし…それになにより…怖いもの知らずで危なっかしいな…」 「ぐぬぬぬ……」 「しゃーねぇなぁ…これからは      俺が守ってやる♪」 「な…アンタなんかに守って貰わなくて結構よ!」 「まぁまぁ♪おとなしく守られてろや…お前だって元ケンカ屋って言ったって女だろ?」 「…………」 あたしを…女と言ったのはコイツが初めて… …てゆーか なんかムカつくー! ヒュ バシッ 「バーカ!!」 ダッ…ガラッ… 「……なんだ?アイツ…ぞーきん、投げんなよな…」 ゴン…ガンッ…ガシャーン 「なんでガッコは壁ばっかなのよー!!」 「…ふ…変な奴…」  
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