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「あたしら…どっかであったような…」
「………一回…」
「ん?」
「…一回、会った事あります…」
「どこで?」
「1年の秋に…」
「相澤ー!!待てー!」
「待てって言われて待つ奴が居るわけないでしょー!?」
タタッ
キュッ
「きゃっ」
「うぉ!?」
ドンッ
「ご、ごめんなさい…」
「相澤ーどこ行ったー!?」
「ヤバ、どーしよ…」
「…………」
ぐいっ
「えっ…」
ガラッ
『シン―――』
バタバタ……バタ……
「……行ったか…」
「………あっ、ありがとう…」
「……い…いや…別に…」
「……とにかく、ありがとねっ!…じゃっ」
「ちょ…」
ガラッ
「助かったよ!またどっかで会ったらねっ♪」
「……………(ドキッ」
「…てな感じで」
「んー思い出せない…」
「……相澤蘭さん…」
「ん?」
「俺……あの日から…
相澤さんが好きです……!」
「えっ」
何…言ってるの?
この人…
「って…えっ!?えぇー!?」
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