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部屋に響いたジェジュンさんの笑い声に、思わず身を縮める。
すると隣でジュンスさんまでもが少しずつ笑い始めた。
「チャンミンて、面白いね」
「本当だな、急になに言い出すかと思えば俺が綺麗だなんて」
「………っ」
体の奥の奥から込み上げる恥ずかしさに膝の上にあった手を握りしめると、それを見たジェジュンさんが僕の耳元で、
『やっぱり、可愛いね』
なんて囁いちゃって。
その後見せられた艶やかな色気を帯びた笑顔を見せられて、もっと僕の体温が上がったのは内緒ですよ?
それからしばらく僕のことをからかったりジュンスさんのことをからかったり(まぁ、ジュンスさんをからかってる方が多かったけど)で時間は刻々と過ぎていって、気がつけば夜の7時。
「あ、もうこんな時間だ。腹減ったな…」
「言われてみれば…、ジェジュンヒョン、お腹空いた!!」
「僕もです……」
「よっし、なんか作るか」
そう言って立ち上がってキッチンに行く。
その後ろ姿を見つめているとジュンスさんが、僕の腕に抱きついてきらきらと輝いた瞳で僕を見ていた。
「な、なんですか…?」
「好きになっちゃった?」
「………は?」
んもぉ、だーかーらー、
「ジェジュンヒョンの事、好きになっちゃった?」
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