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泣いている子供は、どうやら、この3匹の人質らしい。
しかし、追っ手が来てないようなので、中の1匹が、食べてしまおうと提案をしていた。
{ アンシンスルノハ マダハヤイ… サッキノ“ヤツ”ガ マダチカクニイルハズダ… }
その中でも、一番は冷静な悪魔が、警戒を怠らない。
カツーン カツーン
カツーン カツーン
{ キタ! }
ガチャッ キィー…
屋上のドアが開き、そこには小さな女の子が立っていた。
{ ナ…ナンダ…ガキジャネーカ、 オドカスナヨ }
1匹が拍子抜けしたようにつぶやき、威嚇した。
{ オイ! トモダチヲタスケタカッタラ、オレタチノイウコトヲキクンダナ!! モシ、テイコウスルナラ… }
そう言うと、1匹の悪魔が、人質にしていた男の子の首根っこを掴んだまま、
屋上から落とすかのように突き出した。
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