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感情をうまく出せないのか、
女の子は、軽く眉間にしわを寄せたが、その頭を撫でるように、大きな手が現れ、
女の子の背後に、二足歩行の銀狼が姿を現した。
『わかったって…お前の大切な友達なんだろ?
今助けてやっから、そんな泣きそうな面(ツラ)すんじゃねぇよ。』
{ ナ… オマエ… 悪魔カ?! }
{ ナンデ ニンゲンナンカノカタヲモッテヤガル?!! }
『…知りたいのか?』
ニヤリッ
{ ヒィッ…!! ウワァァァァ!! }
その冷静な返答に、あわてたのか、冷静さを欠いた1匹の悪魔が、
人質にしていた子供を屋上から放り投げてしまった!
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