~ 太陽に愛された悪魔 ~

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『おいおい。 …ったく、仕事増やすんじゃ…』 言い終わらないうちに、銀狼は、落とされた人質の元へ、女の子を放り投げた。 { ナ、ナニィッ?! } { アフォナノカッ?! } { イヤッ…ヨクミロ!! } 『ねえよっ!!』 その言葉と同時に、銀狼も屋上から飛び降りていた。 { イッタイナニヲシテ…マサカッ?! } 『よっ!っと。』 銀狼は両腕に子供を抱え、地面に降りたった。 『ん?どうした? ……… あぁ、気絶してるだけさ。 じき、目を覚ますだろ。 …そんな事より… やってくれるじゃねぇか』 口元は笑っているが、その脅威は痛いほど伝わってくる。 その傍らで、女の子は、気を失った子の介抱をしている。 .
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