2人が本棚に入れています
本棚に追加
{ キ…キサマ… イッタイ… }
{ アクマノクセニ、コンナ生キ物ノタメニ… }
『“こんな”…か…
フッ
俺も最初はそう思ったなぁ…
今となっちゃ、頭で考えるよりも自然になったけどなぁ』
そう言うと銀狼は、座っていた女の子を抱き寄せた。
『お前等も、聞いたことくらいはあんだろ?
『太陽に愛された悪魔』
…ってな』
ニヤリッ
{ マ…マサカッ!! }
{ アノ“ウワサ”ハ… }
{ ホントウダッタッテコトカ?!! }
『そういうこった。
ほら…
空を見て見ろよ…』
銀狼が空を見上げて言う。
悪魔たちも、つられて空を見上げると、真っ黒な雲の1点に穴が開き始め、陽の光が差し始める。
.
最初のコメントを投稿しよう!