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{ ヒイッ! }
悪魔たちは怯えだした。
闇の世界の悪魔たちにとって、陽の光は、太刀打ちできない物だからだ。
{ クッ…クソォッ!! }
{ コノママジャオレタチ… }
{ キエチマウ!! }
{ ダッタラコノママキエルヨリ、タタカッテシヌ!!! }
1匹の悪魔が戦闘態勢になったが、銀狼がそれを止めた。
『まてまて。
確かにお前たちの行動はいきすぎた所もあるが、はっきり言って、俺との力の差が有りすぎて、
戦う気にもならん。
もし、このまま『魔界国』へ帰るなら、今日は見逃してやる。
その代わり、次に『こっち(人間界)』で出会ったときは…
覚悟しておく事だな。』
途中まで笑顔で話していたが、最後には威圧的な表情に変わっていた。
{ ナ…ナメヤガッテ…! }
{ オレタチノ力! ミセテヤル!! }
『はぁ…忠告は受け入れられなかったようだな。
祈れ!my SUN!!
この哀れな悪魔達のために…!』
その言葉を聞き、女の子は、その小さな手を組み合わせた。
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