空き缶と猫

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僕は橋に付き 息を切らしながらも子猫を探しはじめた。 雨で鳴き声は聞こえず、 キョロキョロあたりを見回し、段ボールが目に入った瞬間、僕は安心した。 流されなくてよかった。 中を覗くと子猫が震えながらもミャーミャー鳴いている。 寒かったか~寂しかったか~お腹すいたか~とか言いながら 僕は先ほど購入した缶コーヒーをあげて帰った。 もちろん中身は空っぽさ。
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