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「見真似だがいけるか?」
ウルフの動きに合わせて動き今自分が動ける限界を探る
「どのくらい動けるかはだいたいわかったし行くぞ!!」
素早く剣を首の下に入れ切り上げる
ギャン
短い叫び声を出し1頭目が絶命する
「切った感触までリアルだな……もう1頭はどこに行った!?」
急いで周りを見渡すがいない
「逃げたか?……グッ、離れろ」
後ろから左肩を噛まれるが素早く左肘を喉に叩き込み振りほどくとクルセイドとウルフがほぼ同時にバックステップをし距離をとる
「この一撃が勝敗を分けそうだな……」
クルセイドが深めの構えをとると、先手必勝と言わんばかりにウルフが突撃し少し前から飛び掛かってくる
「今だ!」
クルセイドの振った剣は飛び掛かってきたウルフの口から尾をまっすぐ水平切りで真っ二つに切り裂いた。炎属性付加の剣であったため肉の焼ける臭いが漂う
「これがアルテミスの微笑みか……」
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